お久しぶりです、関戸です!


初めましての皆さまも、お久しぶりですの皆様も、こんにちは。

『サイコな姫と耳の長いオレ』に客演させていただいております、劇団スタジオライフの関戸博一と申します。

BQMAPには、『エラトステネスの篩』以来、2年振り6回目の出演です。

そして実は、2011年の初参加から個人的BQMAP10周年です!ありがとうございます!!


初参加の『大図〜月から江戸まで八百歩』で間宮林蔵という大役を託していただき、その時に蟋蟀(こおろぎ)役の順子さんや伊能忠敬役のマエタケさんをはじめ、劇団員のみんながたくさんたくさん僕を支えてくれて助けてくれて、その時からBQMAPは、僕にとって本当に特別な存在になりました。

以来10年間、何度も役者として呼んでいただき、それから音響がスタジオライフと同じ竹下亮さんであるというご縁で、仕込みやバラシにもかなり行かせてもらって、「準劇団員」という名誉職(?)をいただけるくらいにはBQMAPに関わらせてもらってきました。


そんな自他ともに認めるBQMAPファンの僕から見た、今回の『サイコな姫と耳の長いオレ』のアピールポイントを、今日は書いてみたいと思います。

それは、この公演はBQMAPにとって、ターニングポイントになる公演になるかもしれないということです!

そう僕が思う理由は、何と言ってもタイトルロールの夜長姫と耳男を担っている、伊藤菜実子さんと吉村駿作くんの存在です。


僕の話で恐縮ですが、10年前の『大図』の時、客演(しかも初参加!)を主役に据えるというのは今までほとんどやったことのないことだったそうです(当時の僕は知りませんでしたが)。いやー、中々の博打ですねぇ。

結果的には、僕の林蔵がどうだったかはともかく、4年後にも再演される作品となり、何かの折に「大図の初演は劇団のちょっとしたターニングポイントだったねぇ」と劇団員の誰か(前田さんだったかな?)に言ってもらえるような公演になりました。

それはもちろん僕がどうこうではなく、それをキッカケのひとつとして、みんなでそういう公演にしたということです。


さて、それから10年経って、今回は、あの時の僕と同じくらいのキャリアの吉村くんが耳男を演じ、昨年の『プリオシンの竜骨』でカムパネルラとして作品を背負った伊藤さんがいよいよ夜長姫を演じる。そして僕や順子さんや前田さんや先輩のみんなが2人を支える、そしてその支えられながら真ん中に立つ姿をもっと若い後輩たちが目に焼き付ける。そんな構図になっています。

これは劇団がより深みのあるものになっていく為に、本当に本当に大切なことだと思います。

支えるものたち、支えられるものたち、そこを目指すものたち、その3つの層が今とても良い感じになっていて、伊藤&吉村を中心として大きな渦となるであろうこの公演がターニングポイントになって、誰がどのポジションに入ることもできる、どこに入っても面白くなる、そんな層の厚い集団にもっともっとなっていくんじゃないかと、そんなことを感じながら10年目のBQMAPでの時間を過ごしています。


で、つまり言いたいことを一言でまとめますと、「このブログを読んじゃうくらいBQ愛に溢れている皆さんがこの公演を見逃したら、絶対後悔しますよ!」ってことです。

公演がどうなるかはもちろんやってみないとわかりません。でも伊藤さんも吉村くんも、みんなの想いを背負って必死に頑張っています。劇団員のみんなも、少しでも良い公演にするために、全力で作品に向き合っています。

この、後にターニングポイントだったと言われるかもしれない公演を、どうか見逃さないで欲しいのです。嬉しいことに、生配信も決まりました。どうか皆さん、それぞれの形で、『サイコな姫と耳の長いオレ』をどうかどうか目撃して欲しいのです。

僕も、そんな公演に唯一の客演として参加させてもらっていることを誇りに思いつつ、10年の恩を返す時は今この時だと心に決めて頑張っています。


さあ今こそ、僕と皆さんが、BQ愛を発揮するときです!次の10年に向けて走り出したBQMAPに、一緒にパワーを送りましょう!どうぞよろしくお願いします!!


という訳で、夜長姫と耳男と一緒に写真を撮らせてもらいましたよ。頑張れ!ジョナ!!なむこ!!俺も頑張るぞ!!